E-2、あるいはE-30かぁ...

色合いは悪くないけどな


E-1の普及クラス版も、ゴミ取り機構が付いているという記事が日経に載っていた。
うみゅ、心が揺れる...

まぁ、揺れることは事実ではあるが、少なくとも連射性能が秒5コマまで上がってくれないと、ちと辛いか。

ここに至って、デジ一眼各社の方向性が見えてきたようで興味深い。

キヤノンは、隙のないラインナップで全方位に展開している。
ただ、主力はあくまで1D系で、その他はお手軽感を拭えない。
とはいえ、何しろお金持ちで営業能力の高いスタッフが揃っている会社なので、他社の動向を眺めつつ、余裕を持って迎撃してくるであろうと思う。

オリンパスは、ゴミ取りに非常にこだわっているようである。
賛同するメーカーは増えたものの、今ひとつ製品展開がないフォーサーズ規格だが、あるいはこの秋以降に新展開があったりすると面白いかなーと思ったりする。
個人的には、松下辺りがフォーサーズ準拠のRF機とか作ってくれたりすると面白いと思う。
『真似下』などと揶揄されたりもするが、二番煎じで、なおかつ本家よりもたくさん売れるためには、高い技術力と生産力が必要なワケなのだからね。

ペンタックスも、オリンパス同様に普及価格帯のデジ一眼を開発中らしいが、果たしてどんな製品に仕上がるか。
まぁ、ペンタの場合は本体よりもむしろコンパクトなデジ専用レンズのリリースが必要ぢゃないかと思ったりするのだが。

ミノルタは、とにかくAS(アンチシェイク)がどこまで実用になるかにかかっていると思う。
何しろ動かすモノが遥かにデカく、しかも種類が多かったりするので、どうしても効果が薄いレンズがあるだろうとは思うけれども、心配されていた耐久性についてはコンパクト機での実績があるので問題ないと思われるので、後はどこまでカメラとしての基本性能を高められるかというところ。
どうせ後出しなのだから、敢えて激戦区を狙わず、MarkIIとD2Hの間の価格帯で、充分なコストをかけた製品にした方が良いのでわ...などと思ったりもする。

フジは、今ひとつ何を狙っているのか分からないのが辛いな。
ミノルタのところで既述の通り、20万円台の激戦区は外して、何か究極のワザを会得した方が良かったのでわないのかな。

シグマは、面白い存在ではあるけれど、せめてJPG出力も可能ということにしてくれないと...
しかし、その一方でそのまま突き進んでいった先に何が見えてくるのか楽しみな存在だったりもするが。

最後に、ニコン
高い技術力が売りだった会社が、技術が低いと評価されている現在の状況はいかがなものか。
D70の存在が示す通り、決して技術が負けているということはないと思うのだが、やはりいびつな製品ラインナップが何よりの失敗になっていると思う。
だいたい、社長の『普及機が売れればいい』的発言を聞いてしまうと、プロやハイエンドユーザがキヤノンへ流れるのも仕方がないかなと思ってしまうな。