ひきこもごも

これはミラの方かな?


毎度のことながら、新製品が出るとそれに対する反応は人それぞれで面白いなぁと思ったりする。

事実上の後継機種ということもあり、旧機種となってしまう10Dのユーザが冷静でいられなくなるのは無理からぬところであろう。
ただ、逆の発想をしてみれば、これは旧機種に対する付き合い方を見直す良い契機なのかもしれない。

たとえばヤフオクなどでは、数百ショット程度で処分するというヒトもいるそうな。
まぁ、一射入魂で常に気合を入れまくった撮影をするスタイルなのであれば、それはそれで一つの逝き方ではあるけれど、どうもほとんどはそういうケースではないらしい。
つまり、『写す』ことはどうでもいい、デジ一を『持っている』ということが重要だと思っているということ。
だいたい、いくら新製品が出るからと言っても、普通はモノをしっかりと見て決めるだろうに。
スペックとデザインさえ満足すれば、実物の感触や操作性、その他モロモロの細かいことはどうでも良いということ。
恐らくそーゆヒトは、20Dも同じように処分することになるのだろう。
まぁ、所詮は趣味の世界なので、そーゆ逝き方は否定しないけど、あんまりコミュニケーションしたくはない相手ではあるな。クス

一方、新機種登場ということで、悩みまくっているヒトもいる。
確かに、スペックは向上している。
でも、その一方で、失っているものもあるかもしれない。
また、予想より少々お高めな価格設定も悩みどころの一つだったりする。
特に、キスデジと10Dのどちらかを選択するのに、悩みに悩んでようやく購入に至った方は、再び悩みの海に深く沈んでゆくことであろう。
まぁでも、それは趣味を極めていくための前向きな悩みであるワケなので、悪いことではないわな。

その一方ではさらに、20Dをキスデジ後継と言い張る、不思議な思考の持ち主もいたりする。
まぁ、そう思うのは勝手だけれども、仮にその人の言うところの真の10D後継機(仮に10DMarkIIと呼ぶことにする)が出たとしても、恐らくそれは10Dの後継機種ではなくて、10Dと1DMarkIIの間の広大な距離を埋めるモノになるであろうと思う。
個人的には、基本的に1DMarkIIと同じCCDやシャッター等のパーツを用い、10D並みにコンパクト化、ファインダーを改善してMF撮影を重視したモデルがあると、レンズ資産を持っている年季の入った銀塩ユーザを取り込めるし、ラインナップの穴も埋められるし、R-D1対抗もできて良いのでわ...なんてことを思ったりするな。ウン