D2Xは終わったか?

1Ds MarkIIが発表され、先行して発表されていたD2Xは発売前にして終わったという意見が散見されるが、そんなアホなぁ〜と思ってみたりする。
...というのも。

残念ながら、写真を撮ることを生業としている知り合いがいない(自分自身は仕事で写真を撮ることもたまーにあったりするけど、それだけが仕事ではない)ので、雑誌などで語られているものでしか判断する材料はないんだけど、いわゆるお仕事用のカメラって言っても、100万円級のボディを自分で持っている人って、そんなに多くはないと思う。
だいたい、同じハイエンドでも銀塩35mmならむしろ(デジ一眼より)安かったりするし、そーゆ意味では、100万円級カメラなんてものは、プロ用としても高級品と言える(のかな?)。
まぁ、カメラマン先生の中には、「その時使える最高級のカメラを用意する」というのを信条としている方もいて、恐らく1Ds MarkIIも発表前から使ってるとは思うんだけど、まぁ、そういう人はプロの中でも少数派で、むしろプロの持っている実働デジタルカメラの数としては、1D MarkII以前のハイエンドでない機体も多いのではないかと。

まぁ、何が言いたいかというと、ぶっちゃけ、職業カメラマンであっても、やっぱり100万円は高いゾということ。
ボディに100万円かけるのであれば、むしろボディは1D MarkIIとかにしておいて、最新レンズの1本も新たに仕入れた方が、後でボディを買い換えたとしても、マウントが変わらなければレンズはずっと使えるものね。

とはいえ、1Dsにこだわる某カメラマン先生のように、できれば高品質なデータを残しておきたい。
現状、簡単に比較できる尺度としては画素数しかない以上、できれば1,000万画素オーバーのデータが残せるとありがたい。
1D MarkIIは確かに良いキカイではあるんだけど、画素数的には下位機種の20Dと同等でしかないし、その割にはちょっとお高くて...と、そこに登場するのがD2Xだったりするワケなんですよ。

撮像素子が小さいのがちょっと引っかかりはするけれども、何しろオーバー1,000万画素。
しかも、1Dsの半分の値段。
さらに、サブ機にD2HやD70を使ったとしても、画角に変動がないので同じレンズを使いまわししやすいと来てる。
まぁ、画質についてはまだ未知数ではあったりするけど、メカニカルな部分の信頼性についてはベースとなっているD2Hですでに実績を残しているので、むしろ好都合だったり。

まぁ、総合的に見れば1Ds1Ds MarkIIには及ばないにせよ、そこそこ使える(見れる)1,000万画素級画像が得られるのであれば、実売予想50万円台という金額は決して悪いものではないと思うし、それならプロなんかにも結構使われたりするんではないかと、希望的観測をしたりするんですよ。クス