今日(昨日[11/21])の撮影で思ったこと

奈良公園散策では、DMC-FZ20をメインに、DMC-LC1、35DC、MiniDigiの4台体制で臨んだが、結局、FZ20とLC1がほぼ半々、35DCはまったく使わず、MiniDigiは数枚のみという結果になった。
4台もあって使い分けはどうなん?と思う向きもあるかと思うが、実は最近は結構いい感じに使い分けている感じだ。

野外の風景、あるいは建物主体であれば、もちろんLC1が一番である。
一応、スペック的にはLC1とFZ20は同じ500万画素ではあるし、FZ20の方が新しい機体ではあるが、やはり、ここぞという時に頼りになるのはLC1だったりするんだな。
特に今回のように、天気の良い時に古い建物を撮る場合など、ピーカンの空の青さと、古木材のくすんだ色合いの中でディティールを表現することと、その2つを両立させるとなると、やはり撮像素子の大きいLC1の方が有利な感じだ。
もちろん、今後の進化によってFZx0がLC1を越える画像を得ることになるかもしれないけれど、1世代くらいの進化では撮像素子の大きさによる画質の違いには、まだちょっと越えられない壁みたいなモノがあるようだ。

少し曇りっぽくなった野外、あるいは屋内ということになると、俄然FZ20の手ブレ補正が威力を発揮する。
今回の撮影では、最初はLC1でずっと撮っていたんだけれども、さすがに大仏殿の中に入ってしまうと、LC1では手ブレの嵐でどうにもならず、すぐにFZ20の出番となった。
とはいえ、マジメにお祈りをする方もいらっしゃることもあり、あまりフラッシュを使いまくるというワケにもいかないので、FZ20の手ブレ補正をもってしても手ブレを完全に防ぐことはできなかったものの、それでも当たり率としてはやはりLC1よりもFZ20の方が上のようだ。

大仏殿から出ると少し陽が陰ってきたこともあり、しばらくFZ20主体で撮影を続行していたが、日没後、ライトアップされた五重塔を見た時、これをLC1でどこまで撮れるか挑戦したくなった。
...で、何枚か撮った後、今度は再びFZ20に切り換えて数枚撮った。
その後、アパートに帰ってから2台の画像を見比べてみたのだが...
おやおや、手ブレ補正のないLC1の方が、成功率が高いではあ〜りませんか。
しかも、LC1の方が格段に画像が明るかったり〜...
やっぱり撮像素子の大きいのは伊達ぢゃないんだな〜ということを、改めて思い知ったエピソードでありましたとサ。