実際の使用状況から必要な機材を考えてみる

箕面公園編:
上天気ではあっても、森の中は意外と暗かったりするので、手持ち主体なら、手ブレ補正はあった方がいいかな〜と思ったりする(あるいは高感度が使い物になってくれても可)。
ただし、風があったりする場合や、生き物が相手だったりすると、被写体ブレの可能性大なので、高感度の方が有利かなとも思う。
レンズの焦点距離はと言うと、FZ20でもテレ側は意外と使わない(使うとすれば三脚はほぼ必須)ので、超望遠までは必要ないものの、とりあえず24mmくらいから150mmくらいをカバーできていれば、風景はOK。
しかし、生き物が相手となると、最低でも300mmは必要になってくる。
さらに野外の場合、ホコリの心配のある場所でレンズ交換をする必要があるので、高倍率ズームでレンズ交換ナシでいくか、オリンパス系の機体を選ぶかの選択になる。
まぁ、そーゆ意味でいくと、手ブレ補正に加えて標準域から長望遠までカバー、そして一体型でレンズ交換の必要のないFZ10/20なんていうのは決して悪くない選択ではないかと思うんですな。

奈良公園編:
奈良公園では、屋外はLC1、大仏殿内部はFZ20、その後天候が少し悪化、曇りがちになったので屋外でもFZ20を使い、最後にライトアップされた五重塔を撮る時には両方を使ってみた。
結果的に...
明るい場所では大きめ撮像素子のLC1がダイナミックレンジの広さで有利。
暗い場所では手ブレ補正付きのFZ20が有利。
極端に光量の少ない場所では、やはり大きめ撮像素子のLC1が有利ということになった。
そういう意味では、現行の2台体制というのは決して悪くはないと思う。
逆に、これをデジ一眼に置き換えることを考えると、もう少し厳密な場合分けが必要になりそうだ。

現行システムの弱点:
二日間の撮影で、改めて体感することとなった現行システムの弱点は、やはり高感度時のノイズと、ダイナミックレンジの狭さであろう。
特に、暗い室内でなかなかピントが合わないこと、また、デジ一眼ほど感度アップできないため、どうしても低速シャッターになり、いかに手ブレ補正ががんばっても補正し切れないということもある。
その時は三脚が...という意見もあるかもしれないが、撮影は可能だが、三脚禁止という場所は結構多い。
したがって、そーゆー場合は何か寄りかかるモノを見つけて、がんばって手持ちで撮るしかないのであるが、それに手ブレ補正が加わっても、どうしても手ブレしてしまう場合があるのだった。
一方、ダイナミックレンジであるが、これはもう、カメラを換えるしか手段はない。
そして、デジ一眼は、上記の二つの問題を解決できる手段だったりする。
ただし、デジ一眼を購入すれば完全解決かというと、そういうワケにはいかないというのが面白いところでもある。
まず、コストの問題。
そして、交換時に入り込むゴミ、あるいはメカニカルな機構から発生する油や金属粉など。
さらに、手ぶれ補正をどうやって実現するか?という問題がある。
そーゆー意味では唯一の解は今のところはないが、取り敢えずLC1の守備範囲をカバーできそうな機体はというと、やっぱE-300で逝けるところまで逝ってみるというのも一つの方法かななどと思った次第。
E-300で足りなければ、今度こそ20D、あるいはD100後継機をゲットすれば良いワケだしね。