E-300使用レポート...みたいな

まったりと書いてみます。

▲デジタルだからこそできた、これからのカタチです

...って、そうか?そうなのか?
『サイドスイングミラー採用』ということと『デジタル』ということに、直接の因果関係ってないと思うが...それはさておき。

発表当初、すげー不恰好なデザインやな〜と思ったものの、大阪での新製品発表会で実物を見てみると評価は一転、なかなか個性的で良い面構えだと感じてしまった。
人間で言えば、見た目はちょっとトンガっていて取っ付きにくそうなヤツなんだけど、話してみると結構いいヤツぢゃんよ〜と思った...みたいな。

世間でも、発売前はみんなダメダメぢゃんよ〜とか言っていたが、モノが出回ってからは否定的な意見は少なくなった感じ。
そんな状況を見ていると、ニンゲンでもモノでも、第一印象ってホンマ大事なモノなんやなぁと、つくづく思うのですよ。

▲800万画素のCCDの実力をフルに引き出すフォーサーズシステム

フォーサーズって、800万画素どころか2000万画素辺りまで視野に入れた規格ということなので、800万画素CCDの実力をフルに引き出せるゾ〜!とか謳っても、それがどないしたっちゅーねん...と、ツッコミ入れざるを得なかったりするな。

なんだかんだ言って、デジタルに特化!と謳い上げている割には、誰もが見ても分かる程の違いはないみたいで、ユーザ個々の好みの範囲程度におさまってしまう差異程度であるならば、デジタル専用!なんて言う謳い文句には惑わされず、広範囲のサンプルを見て、好みの絵に近いモノを吐き出してくれるキカイを選べばいいのではないかな...って、フツーに当たり前のハナシに回帰してみたりするんだけどね。

○美しさと素早さを両立 次世代画像エンジン、トゥルーピックターボ

オリンパスの設計思想としては、敢えてノイズレスを突き詰めない方向を目指しているようで、ノイズを絶対悪と思っている連中には評判は良くないみたい。

その一方で、クラス唯一無二の800万画素機で、しかも最廉価でありながら処理速度の点で不満があまり聞かれないというのは、実は結構すごいことなんでわないかと思うのですよ。

まぁ、もっとも、ノイズ処理に要する時間を減らしてあのレスポンスを実現していたりして...なんてことを考えてみたりすると、やっぱこの辺りは値段なりのハナシなのかもな〜...なんてことも思ってみたりなのデスが。

◎新開発のダストリダクションシステムが、写真を台無しにするデジタル一眼レフのゴミ問題を完全解決

『完全解決』なんて、ちと言いすぎの感が大だけど、他のメーカーで積極的解決策を講じているところが皆無である以上、多少の誇大広告はやむなしという感じもしたりする。

正直言って、暗部ノイズやパープルフリンジに対してはあれほど問題視するクセに、ゴミなんてスタンプツールで消せるぢゃんよ〜などと、こともなげに言ってしまう感覚が、ヲイラには全然理解できないのだった。
もしかすると、キミが消したゴミの後ろに、とっても貴重な映像が隠れていたかもしれないぢょ。クスクス

○クラス最高の8メガピクセル(800万画素)CCD

多画素信者というワケではないツモリだけれども、最廉価機でありながら800万画素というのは、やっぱり嬉しい。

ただ、画素数が増えたことにより手ブレについてちょっとシビアになってしまったこと、だからと言って手ブレ防止のために感度を上げると高感度でノイズが劇的に増えてしまうこと...などなど、決して無視できないくらいの影響は出てしまっているワケで、この辺りにもやはり廉価な部分が見えてしまっているのかな〜などと思ったりなのです。

△思い通りの撮影が簡単にできる、最新のシーンセレクトモード

そういえば、シーンセレクトモードって使ったことない...
まぁ、販売対象と考えているユーザのレベルを考えると、必須と言ってよい機能なのだとは思うけどね。

○新開発、ポップアップフラッシュ内蔵

ヲイラは、自動ポップアップなフラッシュはキラいです。
店頭で弄っていると、勝手にフラッシュがとび出してビックリ...みたいなことが多々あったりします。
まぁ、今まで使ってきたコンパクトデジカメ(DMC-FZ10&FZ20&LC1など)が手動ポップアップだったので、『慣れ』の問題もあるんだけれども、撮影する場所によってはフラッシュ禁止だったり、シチュエーション的にフラッシュは使っちゃイカンだろう...ということも多々あり得るので、カメラが勝手に判断してくれるのは正直言ってありがた大迷惑という感じなのです。

...あっと、それから外付けフラッシュと内蔵フラッシュが同時に使えるというのは面白い機能だと思う。
さいわい、ウチにある松下のフラッシュでは同時使用可能だったので、状況に応じていろいろチャレンジできそうやね。

△より深い表現のために、充実の多機能
・1.8型ハイパークリスタル液晶モニタ
・秒2.5コマ、連続4コマ
・100から拡張モードで1600まで対応
・RAW+JPEG同時書き込み可能

液晶があまり大きくないのは、やっぱコストとの兼ね合いなのかな?
オリンパスは液晶の品質が結構売りのように思っているみたいだけど、そんなにスゴいとは思わないが、悪くもないって感じ。

秒2.5コマは、D20のぴったり半分か。
まぁ、値段も半分だし、ちょうどいいのかも〜(カンケーないってば>ヲレ)。
連射の速いのは、それはそれで表現の幅が広くなるので悪いことではないんだけど、一撃必中の方が集中力が高まるというハナシもあるし、たくさん撮っても単に無駄ゴマを消費しているだけでは意味ないしで、まぁ、何とも言えないデス。

個人的に、ISO800までは十分実用範囲と思うし、オリンパスの開発メンバもその辺りを想定していたらしい。
ただ、実際に使ってみるとISO400とISO800ではそんなにシャッタースピードに差は出なかったので、通常はISO400までを使うのが無難なところかなと思う(『使える』と思うISO800を『常用しない』のはホケン(余裕)のつもり)。
ただ、表現方法の一つとしてISO1600を使ってみるのも面白いので、ワザと上げてみたりすることもあるんだけどね。

RAW+JPEG同時書き込みできるらしいけど、RAWって使ったことないんだ...
個人的には、JPEG出し画像の画質は必要十分なモノだと思っているので、まぁ、個人的にどうでもいいハナシです。

○セットレンズについて

絞ればそれなりだけど、やっぱりテレ側が暗いのがちょっと不満。
FZ10&FZ20が全域F2.8を実現しているので、コンビで使うにはもう少し明るい標準ズームレンズが必要かなと思ったり。
...もっとも、事実上の選択肢は一つしかないんだけどサ。

○メディアについて(マイクロドライブ対応)

薄さを実現するために、ピクチャーカードのみ対応...なんて愚挙をかましてくれなくて良かった...(ホッ)
ライバルのイストDsは、SDカード対応した代わりに、CFとのデュアルスロットはあきらめた。
まぁ、それはそれでコスト削減のための一つの選択肢だと思うけどね。

△3点AF

3点ぢゃ少ない?
ヲイラってば、真ん中しか使わないから分からないや。
まぁ、多ければ多い方が良いってモンではないと思うんだけど。

△リモコン

リモコンって、便利とは思うけど、なんかイマイチぽい。
受光部が前にあるってことは、自分撮り専用ってこと?
でもそーゆ時って、普通にセルフタイマーとか使わない?
敢えてリモコンが必要になる時って、長時間露光の時くらいしか想定できないんだけど、ヲイラは1秒たりとも微動だにせずいられる自信はないっスよ〜。
しかも、リモコンを構えている自分が写っているのって、なんか間抜けぽい。
...って、根本的に使い道の想定が間違っていたりして〜。

○画像再生

サクサクです。
速さについては、なぁ〜んも問題ナシ。
×10まで拡大表示できるし〜。
何より、カメラの液晶での見え方と、パソコンで見た時と、色合いとかあまり差がないのが良い。
FZ20なんかは、カメラで見るとすげー派手派手だけど、パソで見るとそんなでもなかったりで、今ひとつカメラの表示が信頼できなかったりするんだな、コレが。

▲リモートケーブル
『パワーバッテリーホルダーHLD3との併用で可(専用 別売:リモートケーブルRM-CB1)』

...って、買う前に気づけや>ヲイラ
結局、先走って買ってしまったリモートケーブルは使えないまま寝かしておりまするる〜。

▲電池・充電器

電池のもちは良い...かな?
購入後、200枚強の撮影をしてきたけど、枚数は少ないものの、電源を入れたまま歩き回ったりしているので、撮影時間としては結構長かったりするワケで、ちょっとホンキの撮影をすると必ずと言って電池交換が必要になるコンパクト機と比較すると、やっぱり長時間使えるのかな...と。

不評の充電器は、どー考えてもダメダメです。
充電時間5時間なんて、今どきあり得ねぇ〜って感じ?
まぁでも、極力荷物を減らしたい旅行の時なんかには重宝するかもですが、ヲイラの場合はそっこうでE-1付属のと同じタイプのを買っちゃったモンなぁ。

☆サイズ
146.5× 85×64mm 580g (E-300
125 ×92.5×66mm 505g (*ist Ds

イストDsにくらべて、幅はあるが背が低いE-300の方が収納性には優れていると言えるかも〜。
でも、E-300って、結構なおデブちゃんだからなぁ。