尼崎の脱線事故

会社の屋上に上がってみると、ヘリコがいっぱい飛んでいる。
現場方向に目をやると、砂ぼこりが舞い上がって、確かに尋常ではない雰囲気。
ただ、時間帯が少し遅いこともあって、会社関係の人は巻き込まれていなさそうというのが不幸中の幸いか。
以前から尼崎周辺は人身事故が多く、ちょくちょく電車が止まっていたりしていたが、やっぱりそーゆ小さな事故の積み重ねの先に、大きな事故が待っているのだなぁということを実感。

続報1:(正午過ぎ頃)
現場近くの道路は白バイが交通規制中で、事故車両が見えるところまでも近づけないもよう。
会社から現場近くまでを往復したほんの十数分程度の間にも、救急車が1台、病院に向かっていった。
現場から尼崎駅の間には、立ち往生している車両があったりで、復旧までには結構時間がかかりそうな雰囲気でした。

続報2:(夕方頃)
現場上空は、まだヘリコがいっぱい飛んでます。
昼に聞いたハナシでは、道路も猛烈に渋滞中とか。
福知山線を通勤に使用している連中は、どうやって家まで帰ろうか思案中とか。
まぁ、ヲイラは自転車なのでなんの問題もないですが。

続報3:(18時頃)
遺体が安置されている総合体育館は、会社のすぐそばにある。
周囲には自動車が多数路駐している。
遺体の搬入口にはブルーシートが巡らされていた。
その後、現場近くを通ってみた。
相変わらず、上空を多数のヘリコが飛び回っていた。
ヤジ馬は思ったよりも少なかった。
福知山線の上を名神高速が通っているが、その脇に平行して歩道橋がある。
その歩道橋を上る途中から、脱線した電車の後部車両が見えた。
先刻見た体育館のブルーシートを思い出して、それ以上近づくのはやめた。

※電車が飛び込んだマンションの住所は、尼崎市久々知3丁目27番49号辺りかと思う。
 塚口駅から尼崎駅方面に向かって、名神高速をくぐり、200mほど行ったところ。
 まだ救助活動をしているようなので、現場付近は交通規制が実施されていることと思う。

はてなのリンクを辿っていたら、昭和53年に立花駅甲子園口駅の間で貨物列車が脱線したという記事を見つけた。
 この時は人死にがなかったので、一晩で復旧したらしい。
 今回は当然ながら人命救助が第一優先なので、路線復旧はその後と言うことになり、JRの損失も相当な額になりそうな感じ。
 まぁ、もっとも、失った人の命は、どんなに大金を積んでも決して戻ってはこないのですが。