うわー、のー天気だなー、このヒト

http://nikkeibp.jp/sj2005/column/a/12/05.html

AG(あふたーゲイツなんだって)とやらで前にも笑わしてもらいましたけど、今回もいかにも机上の大将っぷりが際立っていて、いっそ楽しい程でやんすね。

まぁ、とりあえず軽く検証ってゆーか...

楽天vsTBS
なんだかんだ言って、テレビの価値はまだしばらくは続くであろうと思いますよ。
テレビが完全にインターネットに置き換わることなんて、当分は起こらない...ってゆーか、そもそもこの二つは互いに補完しあう存在であって、決してどちらか一方がもう一方を完全に内部に取り込むというものではないからで...

テレビがこれだけ普及してもラジオや新聞が生き残っているように、たとえインターネット普及率が100%に限りなく近づいたとしても、テレビというメディアがその中に完全に取り込まれてしまうということは当面なさそう...ってことは、まだまだテレビ局の価値はあるということで。

そもそも、テレビ局の価値って、電波放送そのものの他に、新たな企画(番組、コンテンツ)を考える能力とか、さまざまな業界に広がっている情報ネットワークとか、内部にいる人材とか、放送業以外の産業とか、ちょっと考えてみるだけでも色々思いつくワケで、テレビというメディアの表面的な部分だけ見てテレビはもう終わりって言い切る、ものすごく雑な感性が、何だかイヤ。
まぁ、こーゆヒトは死ぬまで物事のうわっつらしか見えないんだろうなぁとか思ったりするわけで〜。クス

HD DVD vs Blue-Ray
確かに、いわゆる次世代DVDって、関わっている業界の人が期待しているほど『旨み』のあるモノではないと、ヲイラも思うですよ。
でも、だからと言って無価値っていうことは全然なくって、最初はゆっくりとDVDからの置き換えが始まって、書き込み可能なキカイとメディアが流通する頃に本格的にブレイクするのでわ...と、素直に思います。

つまるところ、この人は映画好きなニンゲンのキモチみたいなモノを全然理解していないワケで、たとえ再生するキカイを持っていなかったとしても、そこに自分の好きな動画や音声のデータが入っているのであれば、思わず買ってしまうのが人情てなモノなんでござんすよん。

まぁもっとも、当面は再生できる機体の少なさに起因して次世代DVDソフトの売り上げはあまりパッとしないレベルに終わりそうだけれども、それでもハードの世代を重ね、充分に価格低下し、表示するために必要なデジタル対応ディスプレイがそれなりに出回ってくれば、今のDVDほどでないにせよ、充分商売になるくらいの規模にはなると思うんですよ...と言うか、そもそもコンテンツの元になるデータがすべてHDフォーマット(... って言い方でいいのかにゃ?)になってしまえば、それをDVDにあわせてダウンコンバートするよりか、HDでそのままコンテンツ化した方が良いワケで...

★まとめ
つまるところこの人は、白なら白、黒なら黒一色に世の中が染まるような幻想を抱いているだけれども、まこと世の中っていうのは不思議なもので、どんなに物事に白黒つけようとがんばってみても、やっぱりグレーのままでしかいられない部分が少なからず残ってしまうワケなので...まぁ、だから人の世界は面白いとも言えるワケなんですが。

結局、高度経済成長の残滓を引きずった世代って言うのは、こーゆ極端な発想しかできない宿命なんだろうなぁ...くすくす