商売道具を捨てる上司って...

そもそも、午前中、病院に行って注射を打ってもらった部下に残業までさせて先に帰ってしまう上司という時点でなんだかな〜という感じではある。
しかも今回は肉体労働(重いモノを持つ、動かすなど)が多かったしなぁ...

ちなみに、商売道具というのは、パソコンなどを耐震するために使用される粘着板をはがすための工具とセットになったモノで、見た目は名刺より少し大きめな長方形の透明なプラスチックの板の角の一つに穴が開いていて、細いゴム紐が結んであるというシロモノ。
まぁ、それだけ見るとフツーのヒトには、確かにゴミにしか見えないだろうけれども、直接の部下が日常使っている仕事の道具を無頓着にゴミ箱に捨ててしまう神経っていったい...

しかし...ゴミ箱に捨てる上司もアレだが、その行動パターンを見切ってしまっているヲイラって...
...と言うのも、そもそもヲイラにはゴミ箱の中をあさる趣味はないので、最初は自分が道具の後始末をちゃんとしていなかったのかと思い、まずは机の上を探し、机の上の分厚いカタログが積んであるのを積みなおしながら探し、床に顔を押し付けながら机の下を覗き込み、ついには机を移動し、そしてフリーアクセスの絨毯をはがそうかとも思った(実は電源を確保するために床を開けて...という作業の後だったので)のだが、さすがにそれはないだろうと思って、ふと傍らのキャスター付きのワゴンの上を見た。
床板を持ち上げるための吸盤、絨毯をめくる時に使ったドライバー、そして前述の工具と、それまでの作業で使ったツール類がすべてそこにある。
それに加えて無くしたアイテムと工具とはセットで使うものなので、使った後、自分がバラバラに置いておくワケがない...とすると...
そう言えば上司がワゴンを移動してくれていたような...って、まさか...
なかば期待を抱きつつ、しかしいくら何でもそんなことはありえないだろうと思って一番近くのゴミ箱の中を覗いてみたら...
...あったよ。
...マヂかよ。
...信じられねーよ。

以前から、上司の無神経さ...と言うよりか部下の仕事に対する無関心さには閉口してはいたけれども、まさか部下の仕事を妨害するような悪行に出るとは...
しかも、それが意図した行動ならばまだしも、なぁ〜んにも考えないで行動した結果だとすると...
もはや対処の方法はないワケで、やっぱり自分の仕事は自分で守っていくしかないんだな〜みたいなことを思い知らされた次第。

ちなみに、そのアイテムを探索することに費やされた時間は30分程度で、その分残業時間が増えてヲイラにとってはお得なハナシではあったんだけれどもね。クス