古パソ復活への道

古いパソコンは遅い。
CPUが古い、メモリが古い、ハードディスクが古い、CD-ROMドライブが古い...となると、いっそ新しいパソコンにしようかというハナシになるのだけれども、そもそもが中身を一新したパソコンから外したパーツで改めて組み直した機体だったりするので、なるべく元パーツを生かしつつも、安価にアップグレードできるもので、多少の延命を図ろうというのが今回の目標なのであった。

ところでこの古パソ、なんのために存在しているかというと、トラブルでダメージを受けたパソコンのハードディスクのみを接続して、何とかデータだけでも吸い上げてやろうということだったけれども、何しろ古パソなので、ハードディスクがIDEの30GBだったりするワケで、そうなると吸い上げるデータが数十GBなんてことになると、ちと悲しくなる。
せめて100GB超クラスのハードディスクが欲しいと思いつつも、いまさらIDEのは買いたくないものだな...とか考えながら、ポンバシの馴染みのパーツ屋を物色していた。

...と、あちこちの店で目に付いたのが、OEMでメーカー不詳というハードディスク。
メーカー不詳と言っても、ポッと出のメーカーにハードディスクは造れんやろと思って調べてみると、どうも製造元はシーゲートらしい。
...で、OEMなのでハードディスクのIDが全部一緒なので、同じパソコンに2台つなげても使えないよ〜というのが制約事項とか。

ちなみに、お値段の方はというと、上記の制約事項を考えると、リスクの割にはあまり安くはないなというのが正直なところだったけれども、結果的にダメダメでも、ハナシのネタくらいにはなるだろうと思い、とりあえず1コ買ってみた。

...で、つい先日、SATAの拡張ボードを増設したばかりの古パソに接続し、元々使っていたIDEのハードディスクからシステムごとコピーしてみたのだが...

結果から言うと、何だかよく分からないけれども、ものすごくハードディスクの組み合わせをえり好みするシステムになってしまいましたがな(爆)
...と、言うのも、元々ついているIDEに古いハードディスク、新たに追加したSATAに新しいハードディスクを接続し、新しいハードディスクからWindowsを起動すると、古い方をまったく認識してくれないんですな。
コピーはできたのに認識できないって、んなバカな...と思ったんだけれども、どうもダメぽい。

...で、ここで登場するのが、ハードディスクと同じ日に買った、SATAをブラケットでeSATAとして外に出して、その先に無理やりIDEをつなげてしまおうという、本当に無理やりなアダプタセット
しかも、IDEにはリムーバブルユニットを付けてしまったりで、なんかツギハギだらけでますます怪しいシステムになってしまいましたが、これが存外フツーに動いとります。
ただ、2.5inchi変換のアダプタをかましたサムソンのハードディスクだけはどうにも認識しなかったので、こちらはUSB2.0変換して何とか見えるようにしました。
まぁ、このまま使っていくのもなかなかスリリングなシステムで面白いけれども、何しろ仕事の一環で使うキカイなモノなので、道楽はこのくらいで止めておいて、もっとマトモなハードディスクに入れ替えないとイカンのかな〜とか思とります。クス