ワーキングプア...ってイヤな言葉だよな

たまたまNHKで特集していたので観てみた。
二人の子供のいる母子家庭、食費その他にかけられる費用が月に2万円強って...(泣)
月に16万円稼ぐ姉妹の家には、仕事に行けないうつ病の親父がいて...頼むから働いてくれよ、オヤジ。
還暦間際の夫婦は本業が振るわず、姉さん女房な妻が3つパートをかけもちしても娘を大学に通わせる費用が捻出できなさそう。
空き缶を集める80才と75才の夫婦は、月に5万円で生きている...それはそれですごいと思うが、70万円程度の貯金があるからと言って生活保護を受けさせないというのはいかがなものかと(70万円って言うのは、おそらく自分たちの葬式代だ)。
公園掃除のバイトをしているオヤジは6万円の年金は施設に入っている妻に使ってしまうので、バイトの収入の月額8万円が頼りだとか。
しかも、その中から少しずつだが貯金してるんだそうな。
...って、番組見ながら書いたメモを眺めているだけで少し泣けてきた。

先日も書いたけれども、そもそも最低賃金のレベルが低すぎなんだってばさ。
...と思ってWikiを覗いてみたら、やはり日本の最低賃金はヨーロッパなんかと比較すると低くて、向こうでは平均賃金の5割くらいなんだそうな(日本は3割強)。
個人的にも、やはり最低賃金は千円くらいが妥当だと思うのですよ。
時給千円なら8時間で8千円、週一休みなら月給20万円...であればまぁ、一人なら何とか生きていけるか。

ちなみに、平成18年度の初任給を見てみると、月給20万円以下がちょうど半分くらいで、特に17万円から21万円の間に集中しているらしいけれども、その一方で、高卒だと10万円台という酷い例もあるらしい(これでも一応、最低賃金以上ではある)。
自立できない収入しか得られない最低賃金という決め事の存在意義って...何?とか思ったりするわいな。