どうして女川は無事で、福島はダメだったのか?

まずは女川から。

東北電力』のサイトより
原子力発電所は、原子炉を設置している原子炉建屋を中心に、タービン建屋、制御建屋等から構成されております。これらの主要建屋は津波対策として海抜約15mの場所(過去に経験した最大級の津波のおおよそ倍の高さ)に設置するとともに、地震対策として建築基準法の3倍の地震力に耐えるように設計されております。

一方、福島原発は、

東京電力』のサイトより
原子力発電所では、敷地周辺で過去に発生した津波の記録を十分調査するとともに、過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーションにより評価し、重要施設の安全性を確認しています。また、発電所敷地の高さに余裕を持たせるなどの様々な安全対策を講じています。

どう考えても、東京電力津波の威力をナメていたとしか思えない。
逆に言うと、実績の倍のマージンをとった東北電力がすげーよ。
ちなみに、福島第一原発の1号機から6号機まで、そのすべてが70年代稼動開始なのに対して、女川の1号機は昭和末期稼動開始とのこと。
寿命間近でメンテも不十分な福島原発があんな体たらくなのは、必然だったのかもしれないね。