超初心者向けカメラ講座・仕切り直し版の1

『デジキャパ12月号』に、ちょうどいい記事があったので、そのままパクってみる。

Q1.
『デジカメの画素数は、どれくらい必要?』

実はこの、ごくありふれた質問は、ある拘束条件がないと、最適解が出せない。
すなわち、どういう風に見せるか?ということ。
一般のL版印刷なら、実は100万画素すら必要ない。
ウェブの素材も同様で、相手の画面がフルHDで全画面表示でも、ようやく200万画素超というところ。
結局、1000万画素超を完全に再現できる環境はほとんどないので、つまるところは無駄なデータがほとんどということになる。
ただ、現実には、超高画質な100万画素デジカメなどというようなモノは存在せず、画質を追及すると勝手に多画素が付いてきてしまう。
したがって、正確な解答をするならば、以下の通り。

A1.
『必ずしも多画素=高画質ではないが、画質に定評のあるカメラであれば、標準以上の画素数を持つことが多い。現在の標準は、1,200万画素以上。』

Q2.
『手ブレ補正って必要?』

コンパクトカメラは、宿命的に手ブレする。
なぜなら、三重苦のシステムだから。
レンズが暗いので、シャッター速度が速くできない。
高感度の上限が低いので、やはりシャッター速度があげられない。
ボディが軽いのでホールドしにくく、手ぶれしやすい。
したがって、

A2.
『必須に決まってるやん。』

ちなみに、ボディ側手ぶれ補正とレンズ側手ぶれ補正のどちらが優れているか?の議論があるが、手ぶれ補正付き広角レンズがほとんど存在しないこと、特に超望遠レンズの場合、レンズ側に手ぶれ補正が付いていないとファインダー映像が安定しないので撮影が格段に難しくなることなどから、どの焦点距離をメインに考えるかで、どちらを選択すべきか決まると思われる。
つまり、広角側で手ぶれ補正が必要ならボディ側で、望遠で手ぶれ補正が必須ならレンズ側が有利と言うこと。
スナップやポートレートの場合は、標準ズームでほぼカバーできるためどちらでも問題はない。