気になるフォーサーズの今後

E-300の販売台数については、売れている!売れていない!の両方の意見があって、どっちがホントか見極めがたいところではあるけれど、取り合えず言えることは、『ヨドバシで品薄になるほど売れているワケではない』が、『ヨドバシで店頭在庫を山積みする程度には売れている』もよう。
そーゆー意味では、『オリンパスの思惑通り』程度には売れているのではないかと根拠なく思ってみたり。
実際問題、いくら価格的なアドバンテージがあったとしても、いきなり売り上げトップ独走...なんて激甘な予想を立てていたとも思えないので、イストやアルファなどのライバルの出現の割には、それなりに戦えている...という気分でいるのではないかと思う。
...まぁ、それはさておき。

E-300のボディのみの発売が1月に前倒ししたのは、E-1ユーザや、最初から高度な撮影を目指すユーザの購入を促すためで、E-300レンズセットの不振をカバーということではないと思う。
まぁ、いずれにせよボディのみ販売が開始してくれれば、レンズメーカー(と言ってもシグマだけ?)の更なる注力も望めるし、松下ほか、フォーサーズ連合の他のメーカーも参入しやすくなるであろ。
まぁ、オリンパスも目先の売り上げばかりに目を奪われないで、5年、10年先をきっちり考慮した上で戦略を練ってもらいたいものである...って言うか、そもそもそーゆ先のことを考えたからこそのフォーサーズなんだから、せっかく芽を出し始めたフォーサーズの種を、なまじ腐らせるような真似はして欲しくはないものだなぁ。クス

E-300の発売により、取り合えずオリンパスは一息ついた。
ほぼ同じクラスにイストDs、D70、そして程なくリファインを予定しているキスデジなどのライバルがいるものの、中国工場を主力拠点とし、コスト削減に努めているE-300の価格的優位は、まだしばらくは続くだろうと思われる。
何しろ、ボディのみの価格はさておき、一応単体で3万円の値段がついているレンズが1万円相当なのだもの。
しかも、中国工場についての記事を読む限りでは、1万円でもそこそこの利益は出ていそうだし。

...さて、そうなると今度はE-1後継機か?
あるいは中堅機種のE-x0か?
まぁ、順番からすると、まずはE-3(?)投入でハイエンドを固める。
キスデジ2対策には、E-300ボディのみで対抗。
そして、20D&D200(?)対抗でE-30(?)投入...などなど。
その一方で、オリンパスは手ぶれ補正についても考えているようで、取り合えずはレンズに内蔵...との言葉も聞いているが、そう言えばリリース予定のレンズ一覧で、焦点距離が既存レンズとビミョーに被ってヘンなの〜と言っていたヤツが、あるいは手ぶれ補正付きレンズだったりして。クス

ちなみにヲイラの場合、まだまだフォーサーズへの投資額は微々たるモノだし、少なくとも現在までに投資した分の元を取る程度には今後も活躍はしてくれそうなので、まだしばらくは付き合ってみるつもり。
デジ一眼の世界だけで見ると、オリンパスってあんまり強いイメージはないけど、実はカメラ全体で言えば、それなりな規模を売り上げていたりして、なまじ銀塩のしがらみがない分、チョー本気印で力の入れどころさえ間違えなければ、もう少しがんばれると思うのだが(実際、オリンパスのがんばりがE-300という目に見えているカタチで評価を受けているワケだし)。