ストレージ考...という程のこともないが

会社で導入しているパソコンが、おおむねシリアルATA(以降、SATA)に切り替わってきているので、自作パソの世界ももはやパラレルATA(以降、PATA)は過去の遺物に成り果てているのではないか...みたいなことを思っていたけれども、パーツ屋に提示されているメニューなんかを見てみると、まだまだPATAなHDが数多くラインナップされていたりして、ちょうど今がPATAからSATAに切り替わる過渡期の真っ最中なんだろうな〜などと思ってみたりした。

現実問題として、最新マザーでも光学系ドライブのために最低でも1ポートはPATAを用意しているし、古いマザー用にSATAを増設するための拡張カードも存在しているワケで、何をどう組み合わせても何とかなってしまうというのは、いかにも自作パソの臨機応変なところではあるけれども、それ故にSATAの普及を遅めているとするのであれば、ちょっと皮肉ぽい。

もう一つの現実問題としては、3Gbps!を謳うSATA2だけれども、本当にそんな速度が出ているかというと、そうでもなかったりする。
先日、内蔵SATAなHDから、外付けeSATAなHDへ70GB程のファイルをコピーしたのだが、理論値通り3Gbpsを達成しているなら、4分ほどでコピーは完了するはずである。
...が、実際にはその10倍程の時間を要してしまった。
もちろん、理論値というのは純粋にデータ転送の部分を見た数値なワケで、実際のファイル操作でその速度が出るワケではないということは分かっているんだけれども、そもそもハードディスクを売っているメーカー(ロジテックとかメルコとか)が、いかにも速そうなことが書いてあるグラフを提示していたりするのを眺めていると、これって誇大広告にならんのかよとか思ってみたりするのだった。