下流志向...とか

http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062138271/503-1294809-1938358?SubscriptionId=0C760DFJTH2FN8YG3CR2

現代の子供達は、自ら望んで下層を目指すのだそうな。
んなアホな...と思いつつ、ザックリと斜め読み。

ンマー、言いたいことは分かるし、一部納得できる部分もあるけれども、どうも極端な例を無理に一般化しているような感じで、強引な理論展開という気がするな。クス

そういえば先日、世界の国のランキングを色々決める内容な番組を見たのだが、日本人は1日に5時間もTVを見ているらしい。

しかし、さすがTV大国...と手放しに喜べないのは、TVを観る時間が長いということは、能動的に過ごす時間が短いということになるから。

それに、昔読んだ本に書いてあったのだが、TVは貧困の象徴なのだそうな。

何せTVっていうのは初期投資さえしておけば、わずかな電気代だけで時間をツブせるワケで。

まぁ確かに、バカ面下げてぼんやりTVを観ている姿と言うのは、あまりおりこうさんには見えないよな...とか思ってみたりするな。クス

...って、すっかりハナシがわき道に逸れまくりなんだけれども、つまるところ言いたいことは、自分から動き出さなくてもただ口を開けているだけで怒涛の情報量を与えてくれるTVが普及しすぎているせいで、TVが与えてくれるものが世界のすべてになっていはしないかねということ。

つまり、TVは視覚と聴覚を駆使して、何でもかんでも教えてくれるように見えるけれども、実際にはそれはものすごく限定された物事の一つの見方にしか過ぎないワケで。

現実世界はもっと苦しいし、悲しいし、辛いし、大変ではあるけれども、とても奥が深いものだということを、ついつい忘れてしまいがちなのが現代日本に住む我々だし、TVの影響をもっとも受けているのが子供たちなんではないかと。

タイトルの本には、根拠なく自信満々な若者たちというような表現があったけれども、それは毎日5時間もTVを眺めていて、TVの世界がイコール現実世界と思ってしまっているからで、まぁ確かに、TVで表現されている世界が現実であるなら、この世界もたいしたものではないなと思いがちになるのも無理はないかなと思ってみたりするのだった。クス