最近、SSD推しが酷い件

最近…と言うか、ここ1ヶ月ほどの間に買ったパソコン系雑誌を見ると、どれもSSDで特集が組まれている。
個人的には、1年半ほど前に組んだメインPCの起動ドライブをSSDにしているので、何を今さら感が強いけれども、確かに、ここまで価格が下がってくると、SSD+HDDの2ドライブ構成を基本と考えること自体は悪くない。
ただ、気になるのは、SSDとHDDの速度差だけを取り上げて、何倍速い!とか語っちゃっている点。
確かに、Windowsの足を引っ張っているという意味ではHDDの遅さが大きな要因ではあるけれども、実は、SSDの速さを生かすためには、他のパーツの性能も要求されたりするのであった。
つまり、単純にHDD⇒SSD換装をしても、期待したほど性能向上してくれなかったりする。
実際、次期サブPCは当初1TBのHDDで仮組してテストをして、後から本命のSSDに入れ替えたわけだけれども、実は、体感的にはHDDとSSDの差はほとんど感じてなかったり。
…というのも、比較的廉価な構成とはいえ、Z68マザボを中核に、手配した当時の最新構成で組み上げたため、基礎体力が高く、HDD起動の時でもそこそこ速さを体感できていたため。
似たようなケースで、少し古いノートPCで、100GBのHDDから120GBのSSDに換装…なんてこともしてみたけれども、確かに全般に速さは体感できるけれども、そんなに極端にパフォーマンスが変わるようなことはなかったかなと。
まぁ、後者の場合は元のHDが低速だったのと、古いノートでSSDの速さが発揮しきれていないというのも要因かなと。
…などと言いつつも、割と積極的にSSDを導入しているのは、システムドライブをなるべく小さくして、システムのバックアップを取りやすくするため。
今までは、たとえば小容量のHDDを使おうとすると、遅いノートPC用のドライブを選択するしかなかったのだが、今はシンプルに、システムをSSD、データをHDDに、それぞれ振り分けできるので。