ギモ〜ん点、いくつか解消...みたいな

1)焦点距離のギモ〜ん
焦点距離が望遠側にシフト』と書いたが、35mm換算ではない、本来の焦点距離を見ると、まったく数値は同じだったりする。
つまり、レンズまわりのスペックとしては変更はないということになる。
ただ、レンズのコーティングがどうとかいうような情報はスペックには出てこないところなので、あるいは製造工程上の細かな修正とかはあったりするかも〜。
...とゆーか、工業製品の大量生産品の場合、そーゆ部分はあって当然なんだけどね。

2)レンズフードのギモ〜ん
つまるところ、レンズフードアダプタなるものは、旧来のレンズフードと同じものみたいだな。
つまり、今までのレンズフードだけでは効果が薄いので、新たに花形フードを追加したということかな。
これはあくまで想像だけど、手ブレ補正が強化されたせいで、今まで使ってなかったレンズの周辺部分も使うようになったため、既存のフードだけではカバーできなくなったのではないかなーとか思ったりする。
あるいは、同じ1/2.5型でも、実際に撮像する範囲がビミョーに広いとかね。

3)連射のギモ〜ん
4コマ/秒で無限連射可能なら、コンパクト機サイコーぢゃん...なんてことを書いてしまったが、改めて調べてみると、高速連射は、なんと3コマ/秒に退化してしまっていたのだった。ザンネンムネン
また、無限連射モードでは、秒あたりのコマ数は、メモリの書き込み速度に依存するとか何とか。
思うに、バッファとしてはスタンダードの13コマ分しかないものの、実際の撮影条件ではファイルサイズは小さくなりがちなので、高速連射でも無限連射できるケースは多いということなのではないかと思ったりする。
まぁ、カタログには絶対できることしか書けないからしょうがないけどね。

4)風景モードのギモ〜ん
価格COMにて、『風景モードでは無限遠に固定』というような記述があったりしたが、少なくともパナのサイトの記述を見る限りでは、遠めにピントを合わせ、かなり絞っているっぽいという程度しか分からない。
とはいえ、常識的に考えれば無限遠に設定されるのであろうとは思うのね。

5)つまるところ、FZ20は買いか?
FZ20の購買ユーザは、下記の3種類に分けられる。

A:新規購入
B:買い替え
C:買い増し

Aの場合、競合するのはハイエンドコンパクト機と、高倍率ズーム機ということになる。
ハイエンドコンパクト機を考えるユーザは、価格的にデジ一とも競合するので、画素数的に不利なFZ20を候補に挙げることは少ないような気もするが、何しろFZ20は実質的には6万円台、メディアや予備バッテリを含めても10万円程度でおさまるコストパフォーマンスが魅力的なのだ。
つまり、ハイエンドコンパクト機やデジ一にはあこがれるものの、そんなにお金はかけられない、あるいはかけたくないというユーザは、妥協案としてFZ20を選ぶのかな〜とか思ったりする。
一方、高倍率ズーム機の中では、FZ20は唯一の500万画素機であり、老舗のオリンパスや、定評のあるコニミノ、あるいは復活のキヤノンなどの競合機と比較すると、スペックも上だが、お値段も若干高めというところ。
したがって、ハイエンドまではいらないけど、高倍率ズームは必須と感じ、そしてちょっとスペックに奢りたいというユーザが選択すると思われる。

Bの場合、いろいろなパターンが考えられるが、ここではFZ10からの買い替えを想定してみる。
前に書いた通り、FZ20ではFZ10ユーザが感じていた不満点について、ほぼ全方位で改善の方向に向かっている。
ただ、肝心の画質は...というと、少なくともサンプルを見る限りでは、それほど改善されているようには見えなかったりする(暗部ノイズは減っているものの、画像処理エンジン由来の別種のノイズは、むしろ増えてるよーな)。
ただ、機能的に改善されている部分が少なくないので、画質の向上よりもむしろ、使い勝手の改善という意味で、買い替えを考えるのは悪くないと思う。

コンバージョンレンズ好きなユーザの場合、Cのパターンを考える人は少なくないかもしれない。
レンズ交換のできるデジ一ユーザでも、レンズ交換のリスクを回避するために、レンズの数だけボディを揃えるという人がいる。
まぁ、そこまで極端なハナシではないにしろ、FZ10とFZ20のどちらかにコンバージョンレンズを付けたままにしておいて、状況によって2台を使い分けるというのは悪くない考えのような気がするんだな。

6)で、結局買うの?買わないの?
最終的に、いつかはデジ一も必要と思っているし、たとえば今日、会社の帰りにヨドバシ梅田に行っても、D70やD2Hを確保できるだけの資金はすでに充分あったりする。
ただ、今のデジ一の状況を考えると、たとえ入門用と割り切ったとしても、年末のボーナスがデジ一弐号機に変貌してしまうことは、想像に難くない。
まぁ、その場合、壱号機は予備機にしても良いけれど、そうなると結局ホコリをかぶったままになってしまいそーな気が...

これはあくまで個人的な事情ではあるが、D70の発売日に、買う気満々でヨドバシ梅田に行ったら、予約分だけで売り切れてしまっていたので、D70の代わりにLC1を買ってしまったという経緯がある。

もっとも、LC1を買ったはいいが、広角を使うという発想がなかったので、今まではなかなか出番がなかったりしていた。
購入から4ヶ月ほど経った今、ようやく広角で撮るということを始めたものの、28mm相当程度では、ちょっと物足りないなぁというのが、正直な感想。
これぞ広角って感じの絵を撮るとすれば、やっぱり20mmに近くないとアカンなぁ〜と思うのだった。

そーゆワケで、ちょっとLC1の力不足を感じ、それを補うためにワイコンの購入も考えたりもしてみたのだが、LC1の場合、基本的に機種固有の完結した世界にならざるを得ないため、これ以上投資をするのはなんだなぁ〜とか思ったりした。

元々、デジ一眼が欲しかったのは、FZ10で足りなかった広角側を補完するという意図があったものの、それはとりあえず中継ぎのLC1が勤めることになり、これで一安心...と思ったのもつかの間、今度はFZ10でも望遠が足りないということに気が付いた。

というか、正確を言えば、望遠で比較的暗い場所では、どうしてもシャッタースピードが遅くならざるを得ず、それを回避するためにISO感度を上げると、今度はノイズが非常に多くなって見苦しいということになるのですよ。

つまるところ、400mmを超えるズームと、高感度で使い物になる画像を両立ということになると、FZ10+テレコンの組み合わせでは、高倍率ズームはクリアできても、どうしても高感度ノイズの問題が出てくるので、これはやはりデジ一の出番かな...と。

とはいえ、デジ一をゼロからそろえるとなるとちょっとした踏ん切りが必要になる。
まぁ、今のデジカメの技術的状況から言うと、1年もすると完璧に陳腐化してしまうので、その間には元を取るくらいの気構えも必要だ。
そして、今のデジ一のラインナップを見てみると、1年後、何とか使えるレベルを保っているのはD70とMarkIIだけだと思う(1Dsをはじめとするフルサイズ機は別格ね)。
もっとも、この2台は最新の2台でもあるけれど、さすがに秋の新製品の姿がある程度明確に見えてきている現在、この2台より古い機種をあえて選択する理由は見出せないし、そもそも物欲もそそらないし〜(これが結構だいぢ)。

とゆーワケで、入門機と割り切ってはいても、先の状況が少々不鮮明な今の時点でちょっと大きめな投資をするよりも、既存の環境に少々のテコ入れをした方が賢いのでわ...と思ったしだい。
まぁ、何より大きい理由は、FZ20の本体程度であれば、1ヶ月の残業代で充分まかなえるけど、D70だと2ヶ月分でも足りないという現実がある。
しかも、D70の場合、アクセサリ類も新たにそろえる必要がありそうだけど、FZ20ならFZ10と共用で使うようにすれば、そんなに追加出費は増えない見込みだし、何よりFZ10というキカイを気に入っているので、2台並べて使うのもいいな〜なんてことも思ってみたり。